建築物データベース

山形の建築作品一覧

名称 鶴岡市立藤沢周平記念館
概要

■設計趣旨
 鶴岡市立藤沢周平記念館は鶴岡公園の緑に恵まれた環境の中で、藤沢文学の世界と親しく対話する場所です。記念館はこの歴史的環境の中で静かに佇み、訪れる人をやさしく迎え入れます。けっしてこれ見よがしに存在を主張することなく、藤沢作品から私たちが感じるような、抑制がきき静かでそして凛とした雰囲気のある存在感を表現しています。内部には地元産木材でつつまれた、やさしく落ち着いた心地よい空間が作られています。展示室で藤沢作品と触れ合ったあとには、周辺の歴史的・自然的環境と一体となったサロンでその余韻を楽しむことが出来る様配慮しました。

名称 山形県JAビル
概要

○設計コンセプト
 山形県のJAグループの拠点ビルにふさわしい、品位と風格のある意匠構成を行い、山形市中心地のランドマークとなる建物として、ファサードは、シンプルかつシンボル性の高いデザインとしました。又、内部空間については、多様な専門業務に対応できる充実した機能を装備し、組織、機構改革や配置替え等にも柔軟に対応可能な自由度の高い平面計画としました。 本施設は県下JAグループの拠点施設となる為、災害時の人命の安全確保に加え、建物の機能確保を図るため免震構造を採用、並びに電源の二重化に依り建物本体のみならず、システム全体(IT機器、居住性等)の安全性をも向上させる計画としました。

名称 寒河江市 慈恩寺本堂(彌勒堂)
概要

 元和4年(1618)山形城主家親(義光の子)が再建に着手し、その子義俊の時完成した。
 明治41年特別保護建造物に指定され、昭和25年重要文化財建造物に再指定された。 建物は桃山時代の様式を残している。

名称 国登録有形文化財 旧農林省蚕糸試験場新庄支場(第4蚕室)
概要

■施設概要
 国登録有形文化財の旧農林省蚕糸試験場新庄支場は昭和9年に開設され、約10haの広大な敷地面積を活かして蚕種の研究や桑の栽培等、蚕糸業の発展に寄与し「原蚕種」の名称で市民からも親しまれてきた施設です。
 昭和初期に全国に建設された蚕糸試験機関の中で、敷地環境と建造物が合わせて保存され蚕室や試験施設が当時の面影を残し複数棟が現存するのは 全国的にも新庄支場だけであり、新庄市では国から施設全体の譲与を受け、 地域の歴史と文化を将来へ伝えるべき地域の「宝」として平成25年に国の登録有形文化財に登録されました。